8月17日 ラテアート体験教室

可愛いハートのラテアート

午前のやわらかな光が差し込むなか、4名の方がラテアート体験に集まってくださいました。
お母さまと娘さんお二人、そしてご自宅でマッキネッタと電動スチーマーを愛用されている方。
それぞれの暮らしの中にコーヒーがすでにあり、その延長線上に「自分でラテアートを描く」という特別な体験が待っていました。

まずはエスプレッソマシンやスチームの説明、講師によるデモンストレーションから始まります。
カップにミルクが注がれると、ふわりと形が浮かび上がり、皆さんの瞳に驚きと期待の色が映りました。

そして、いよいよ挑戦。
一回目は講師がそばで手を添え、注ぎの流れを導きます。
カップの中に白い模様が現れると、小さな歓声があがり、思わず笑顔がこぼれました。

二回目は、生徒さんだけでの挑戦。
緊張から手先が少し震えながらも、勇気を出して注ぎ進めます。
一瞬一瞬に込められる想いが、やがて一つのハートとなって浮かび上がると、その場の空気が柔らかく弾みました。

形としては同じハートでも、それぞれのカップに宿る表情は少しずつ違って描かれます。
繊細さ、シャープさ、やわらかさ、力強さ、可憐さ──技術もありますが注いだ人の気持ちが、そのまま映し出されているようでした。

今回参加してくださった皆さんは、みなさんセンスがあり、とても美しいハートを描き上げてくださいました。
ただの技術練習ではなく、自分の中のやさしさが形になる──そんな温かなひとときになったように思います。

本日のいちばん可愛いハート

──ここで少しだけ裏話を。
ラテアートはミルクの注ぎ方がすべて、と思われがちですが、実は「カップ選び」も大切な要素のひとつです。
大きさや深さによって描きやすさは変わり、紙コップと陶器のカップではまったく感覚が違います。
今回の体験では、生徒さんが初めてでも注ぎやすいように、特別にカップを選んで用意しました。
ほんの小さな工夫ですが、そうした背景を知っていただけるのも、この教室の楽しみかもしれません。

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