9月17日 アピタ珈琲教室

楽しいコーヒーの時間のはじまり──その60分ほど前。
まだ静かな教室で、生徒さんとふたり、来月のイベントについて打ち合わせをしました。

先月の 8月20日の中級抽出教室 で話題になったイベント計画を、今日は一つずつ形にしていく時間。

責任者のこと、人員配置、保健所への届出、仕入れや器具、オペレーション、メニュー……
当日の流れを思い描きながら、気になる点を書き出して整理していきます。
ノートにはびっしりと計画が書き込まれ、メールでの相談を経て、ついに本日の打ち合わせ。

話しているうちに、生徒さんの表情が少しずつ和らぎ、
最後には「大丈夫そうですね」という安心した顔に。
計画がぐっと形になり、イベントの輪郭がくっきりと見えてきました。

今回、生徒さんたちが挑戦するのは リレー・フォー・ライフ・ジャパン富山2025 でのカフェ出店。
がんと共に生きる仲間が集い、歩き、つながる特別な一日に、
自分たちのコーヒーで彩りを添えます。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン富山公式サイトはこちら

教室メンバーにも協力をお願いした結果、新しい仲間も加わったそうで、
当日がますます楽しみになりました。


そして、いよいよ楽しいコーヒーの時間が始まります。
今日のテーマは「抽出レシピ」。
“Coffee Brewing Recipe Building Flow” と題したシートが3種類用意されました。

豆の情報やレシピ、味の感想、改善案まで書き込めるフォーマットで、
一杯ごとに「なぜおいしいのか」「次はどう変えてみるか」を見える化できる仕組み。
実際に使ってみると、かなりの“コーヒー力”が必要なことが分かりました。
シートに記入しながら、「これは本気モードじゃないと使えないですね」と笑い声が上がります。

最終的には「使いたい人だけ使う」という形に落ち着きましたが、
そこから自然と意見交換がはじまり、
「この項目はもう少しシンプルに」「ここは残したいね」と改善案が飛び交い、
小さな研究会のような雰囲気に。

今日のお試し参加の方は少し驚かれた様子で、
「こんなに難しいことしているんですか?」とぽつり。
「いえいえ、いつもはもっと和やかなんですよ」と笑いながら、
教室全体でフォローし、次回も参加してくださることを願います。

次回からは中級珈琲教室の生徒さんにもこのシートを見てもらい、
本格的に使いこなす練習をしていく予定です。
中級では抽出の背景や改善ポイントを言葉にする力が求められるため、
このシートは必須アイテムになりそうです。


夜の部

夜の部は、昼の賑わいが嘘のように静かで、どこか優雅な空気が漂っていました。
課題豆はCOE入賞ロットのペルー・ペルラマヨ・ゲイシャ。
カップから立ちのぼる香りに、皆がそっと耳を澄ますような時間が流れます。

「前回もエチオピアのCOEでしたよね?」という問いに、
「そうです」と穏やかな笑顔で返る声。
ここ最近はCOE尽くしだったと気づき、皆で小さく笑い合いました。

次回は少し違うテイストの豆を選びましょう──
そんな話をしていたとき、生徒さんから「娘がフィリピンで買ってきたお土産豆があるんです」と一言。
「どうせならこの豆をおいしく淹れたい」と声が弾み、
次回は教室全体で“フィリピンのお土産豆を攻略”することが決まりました。

静かな夜の教室で交わされた小さな約束。
次回はどんな一杯になるのか、今から楽しみです。


この日も、昼の賑やかな打ち合わせと夜の静かなひととき、
どちらもそれぞれの色で満たされました。
珈琲と人が集う場は、今日も新しい物語を生み、
また次の一杯へと続いていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です