冬の空が澄み渡り、朝の光が少しずつやわらかさを取り戻すころ。
エチオピアから、花の香りをまとった清らかな一杯が届きました。
その名は「イルガチェフェ バンコ ゴティティ(ウォッシュド)」。

カップを傾けると、ピーチやベリーの甘酸っぱさがやさしく広がり、
そこにレモンやグレープの明るい酸が寄り添います。
一瞬ごとに香りが変わり、花のようなフローラルアロマが静かに余韻を描く。
透明感の中に、果実の甘みと生命のような瑞々しさを感じさせるコーヒーです。
バンコ ゴティティは、標高2250mの高地に位置するイルガチェフェの小さな集落。
火山性の肥沃な土壌と昼夜の寒暖差が、繊細でクリーンな酸を育てます。
収穫された完熟チェリーは、共同のウォッシングステーションで
丁寧に発酵・水洗・乾燥され、透き通るような風味を形づくります。
森とともに暮らす人々の手によって守られてきた、伝統と自然の調和。
その純粋な香味が、この一杯の中で静かに息づいています。
──“花の香り、果実の透明感、そして凛とした余韻”。
冬の朝に差し込む光のように、心を澄ませて味わいたいコーヒーです。
□ Coffee Profile|詳細情報
エリア:イルガチェフェ地域
農園名:バンコ ゴティティ
生産者:小規模農家
標高:2250m
品種:エチオピア・ヘアルーム
生産処理:ウォッシュド
□ Cupping Comments|風味評価
Berry, Cherry, Apple, Floral, Grape, Sweet, Lemon, Sugarcane
ベリー、チェリー、アップル、フローラル、グレープ、スウィート、レモン、シュガーケイン
──清らかな香りが咲く、イルガチェフェの光。
寒さの中にやさしい温もりを見つけるような、冬の贈りものです。
