8月20日アピタの珈琲教室

第3水曜日は、月に一度のアピタの珈琲教室

8月20日、この日もアピタ富山東の屋上からは夏の名残を抱いた曇り空が広がっていました。立山の姿は望めず、少し残念な気持ちもありましたが、まだ強い夏の日差しを浴びると、自然と背筋が伸び、体の奥に元気が戻ってくるようでした。その力を胸いっぱいに吸い込んで、「今日もここから始まる」と気持ちを切り替えます。

和やかな始まりと、一つの切り出し

ちょっぴり遅れて教室に入ってこられた生徒さんもいて、和やかな空気の中で授業が始まりました。最初は講師が持参した課題豆を使って、皆でカッピングからスタート。香りを確かめ、風味を言葉にしていくその時間は、静かでありながら、どこか弾むような空気をまとっていました。

7月の教室でのお話ですが、一人の生徒さんが口を開きました。

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8月18日 北日本新聞カルチャー アーバン校 珈琲入門⑤

アバカフィルターを使いこなす。

駅前の風景は、少しずつ変わっていきます。富山駅の南北がつながり、路面電車は岩瀬から南富山へ、そして富山大学へ──街を縦断するように広がっていきました。静かだった駅北も、今では賑わいを帯び、私たちの教室もまた、その変化のただ中にあります。

もうすぐ19時。さあ、「楽しいコーヒーの時間」のはじまりです。


本日のテーマ:アバカフィルターを使いこなす

前回は「100円ショップのフィルター」を取り上げ、その実力に驚かされました。今回は、一転してアバカフィルターが主役です。

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8月17日 ラテアート体験教室

可愛いハートのラテアート

午前のやわらかな光が差し込むなか、4名の方がラテアート体験に集まってくださいました。
お母さまと娘さんお二人、そしてご自宅でマッキネッタと電動スチーマーを愛用されている方。
それぞれの暮らしの中にコーヒーがすでにあり、その延長線上に「自分でラテアートを描く」という特別な体験が待っていました。

まずはエスプレッソマシンやスチームの説明、講師によるデモンストレーションから始まります。
カップにミルクが注がれると、ふわりと形が浮かび上がり、皆さんの瞳に驚きと期待の色が映りました。

そして、いよいよ挑戦。
一回目は講師がそばで手を添え、注ぎの流れを導きます。
カップの中に白い模様が現れると、小さな歓声があがり、思わず笑顔がこぼれました。

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8月16日第3土曜日の体験コーヒー教室

8月16日 送り盆の日の体験コーヒー教室

迎え火の余韻を残したまま、静かに今日を迎えました。
富山県では13日の夜、「おしょうらい(御精霊)」と呼ばれる小さな灯火に導かれて先祖の魂は家々へ戻ります。
今宵はその送りのとき──。高岡店の近くを流れる内川は、お盆休み期間の人々できっと、にぎわい、陽光が水面を照らし揺らめきに街が包まれていることでしょう。

一方、少し離れたミクトの店先には、穏やかな朝の空気が漂っていました。
その静けさは、これから始まるコーヒーの学びの時間に、柔らかな幕を開けるかのよう。

第3土曜日の体験コーヒー教室

今月の教室に集ったのは、お二人の生徒さん。
東京から訪れた、まだドリップの経験のない生徒さんと、
ご近所にお住まいで、ときおりハンドドリップを楽しまれている生徒さん。
二人並んだ姿は、どこか旅の途中のようにも見えて、教室そのものが小さな物語の舞台となっていました。

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珈琲教室の進め方を学ぶ

スタッフ研修─20250811

開店前の静かな店内に、カップがそっと触れ合う澄んだ音が響きます。 そこへお湯がやわらかく注がれる音が重なり、朝の空気に心地よい調べが広がっていきます。

この日のその音は、お客様を迎えるためではなく、スタッフ同士が向き合い、学び合うための合図でした。 テーマは──「珈琲教室の進め方」。


大切にしていること

教室を進めるうえで、大切にしていることがいくつかあります。ひとつは、 「ただ参加してもらうだけでは足りない」ということ。心が動き、夢中になってこそ、 その時間は特別な学びになると考えています。

本来なら、生徒一人ひとりの表情やしぐさを丁寧に見て、必要な言葉を添えるのが理想。 けれど、講師が夢中になりすぎて周りが見えなくなることもあります。 そんな時は、生徒さん同士が自然にフォローしてくれます。 新しい方にやさしく声をかけたり、「先生、それ違いますよ〜」と笑顔で訂正してくれたり。 そのやり取りで場が和み、教室全体が見えない糸でやさしく結ばれていくように感じます。

“Why-dunit”という合言葉

ふたつ目は、富山新聞文化センター東教室担当者さんからいただいた教え── 新しく参加された方には、必ずお聞きすること。 「なぜ、この教室に来られたのですか? 何を知りたいのですか?」

個人的には、この質問を“Why-dunit”と呼んでいます。 本来は推理小説で「なぜ犯行に及んだのか」を探るジャンルの言葉ですが、 もちろん珈琲教室に犯罪の香りはまったくありません。 ただ、この質問で動機がはっきりすると、授業の組み立てがぐっとしやすくなります。

たとえば「おいしいアイスコーヒーを家で淹れたい」「カフェ開業のために練習したい」 「ただ涼みに来ただけ」──理由は本当にさまざまです。 中には「先生に会ってみたくて」という、少し照れくさい 動機はありませんが。 そんなやり取りから、教室全体の空気がやわらかくなることも少なくありません。

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8月の中級珈琲教室

今日のテーマは「浅煎り」です。

昨日の土砂降りが嘘のように、今日は8月らしい青空が広がりました。
おかげで、朝は少し涼しく心地よい風。そんな中、今日のテーマは「浅煎り」です。

課題豆は「ホンジュラス エル グアカモーレ ハニー」。
ちょっと意地悪(?)なのは、あえてのハニープロセス。
この豆の持つ風味と酸味を、ドリップでどう活かすかが今回のポイントです。

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