焙煎機が、ついにやってまいりました。
長き時の川をゆるゆると下り、
幾度もの春秋をめぐりて、ようやく辿り着いた岸辺。
この日を、どれほど待ち望んだことでしょう。

思えば七年前、まだ静かな頃に心ひそかに描いた焙煎所の夢。
時は移ろい、人もまた移ろう。
寄り添い、励まし、道を照らしてくれた人がいれば、
やがて遠くへ旅立っていった人もいました。
そのたびに、また新しい人との出会いがあり、
花が咲き、やがて散り、そして次の季節がやってくるように、
私たちも少しずつ前へと進んできました。
焙煎機が到着する日に、煙突がつかないかもしれない──
そんな一抹の不安も、どうにか回避。
そして迎えたこの日。
朝から煙突屋さんが焙煎機の設置に間に合わせる為、準備に取りかかり、その後
焙煎機の設置に備えて待機してくださいました。
そこへ届いた知らせは、思わぬハプニング。
「焙煎機が富山店に着いてしまいました」
一瞬ひやりとしたものの、すぐに手配が整い、
焙煎機は高岡店へ向けて再出発。
先にメンテナンスの方々が到着し、
少し遅れて輸送班と焙煎機も無事に到着しました。
店先は一気に活気づき、空気がきゅっと引き締まります。










